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時間というのは永遠に完璧な説明ができないものだと俺は思う。
時とかtimeなんて単語で時間を制覇しているつもりかもしれないけど、ただ言葉で
縛っているだけだ。
現に、人はまだ時の不思議を解明できていない。
”楽しいとき”は時間が早く過ぎ、”つまらないとき”はとても遅く過ぎる。
これは、俺が三年間、中学の授業で感じたことだ。
では、俺は
”つまらないとき”をどう過ごしたのか。
その結果はこのサイトと言っていいだろ
う。
俺は小説を書いていた。


初めは小6の、ある本屋で買った本から始まった。
その本を読み、次に違う本を読む。
それが続いたことにより、今僕の部屋は本がありすぎて困っている(ただでさえ狭いのに)。
そしてその年の
に初めて小説を書いた
あのはただ、書きたかったから
書いた。そんな感じだ。
そして、そのまま中一の
まで書き続けた。
そのとき小説を読んでくれた、
R先生と同級生の星野・Rさん。
R先生はいつも面白いことを言っていたし、頼りがいがあったけど、早く結婚をしてほしかった。
星野さんは俺のことををかなり
避けていたくせに、
なぜか小説だけは
読んでくれたわけのわからない同級生だった。
そのときは正直、小説を書くことが楽しかった
だが、それから
一年。俺は小説から遠ざかった
本は読んだ。だが書きはしなかった。
それは思春期の中学生の心にとても深い
を作られたからだ(誰のせいかは言わないけど)。


そして、中学三年生の修学旅行俺の何かが変わった
定番の京都に二泊三日で行く修学旅行。
あのとき、なぜかリュックの中に白紙のノートを一冊入れていった。
新幹線の中で、みんなが盛り上がってる中、
一人で二つの席を占領している
先生がいた。
その先生は
子持ちのくせに頑固で、エビが嫌いな先生だった。
その先生の横に座って、そのノートに小説を書き始めた。
いきなり空白のノートを、
すごいスピードで、しかも汚い字で埋めて行く俺を、先生は変な目で見ていた。
そして、俺はそのノートを帰ってきてからも
埋め続けた
つまらない授業を受けているときは、正直遊びたくなる。そんなときを利用して書いていた
それが
三ヶ月ほど続いた。


そして、。ある男が沼田市にやってきた。
落語家の
桂 歌丸師匠だ。
親が一緒に行くぞ、と言っても最初はかなりめんどくさかった。
だが、ある
女性がその落語のチケットを買ったと聞くと、何が何でも行く気になった
その女性はきれいだけど、
女なのに剣道が強くて
化粧が濃くて
鼻が低くい先生だった。
その
落語を聞きに行ったとき、その女性が俺に一言言った
「今度、君が書いた小説を見せて」と。
その
一言のせいで、俺は中学三年の7月から9月という一番大事な時期を、
小説を書くことに
使ってしまった
その頃は、
陸上の大会、駅伝、総合の調べ学習で忙しかった。
にもかかわらず、僕は小説を
書いていたのだ・・・


で、結果がこれ。
つまりこの
サイトは俺がその女性のために書いた小説を、
日本全国に公開するためのサイトだ。